一方通行の発信は?

カテゴリー │施設長より

昔、長野県の野沢温泉の民宿に泊まった。
夕食は宿のご主人が山に入って採ってきたキノコを鍋にしてくれた。
自家製のどぶろくも出てきた。
もちろんとっても美味しかった。
忘れられない味となった。
仕事の関係で紅玉という品種(小さくて真っ赤なリンゴ)が欲しかったので
きていみたら「知り合いが栽培しているから」と紹介してくれた。
低農薬栽培という理想的な紅玉を手に入れることができた。
以来、その農家の親父さんが発行する「農家通信」が途切れることなく郵送されてくる。
リンゴや桃などの営業が入っているが、
日々の農業の出来事が淡々と綴られていて、
随所にクスッと笑えるユ-モアもある文章。
通信が届く度に次号が待ち遠しくなる。
こういったものはすごくいいなあとつくづく思う。

スマホ、ライン、インスタ、SNS、ツイッタ-、電子決済・・・・・。
どれもやらない(というよりわからないのでできない)
やれないからの口惜しさ紛れに言うのではないけれど
正直、大丈夫?と思う。
人の有り様がどんどん変わっていく最近の状況に
先はそう長くはないだろうけど心配ばかりがつのっていく。
一方的な発信ばかりで、しかも人を傷つけようという意図があったり。
使い方が悪いだけとは到底思えない。
いづれも便利な機能(システム)という事は理解できているつもり。
しかし便利だからと頼りすぎや偏りは気を付けた方がいいと思う。

人と人が、顔を直接合わせて話をすることをおろそかにしてはならないと思う。

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