社会福祉法人は守られている?

カテゴリー │施設長より

なごみかぜは、障がいのある人たちの、地域での暮らしを支えるための事業を行っている。
「大変なお仕事ですね!」とよく言われる。
自分自身は、なにも(一度も)大変だとは思ったことはない。
むしろ、心から楽しい職業生活を送らせてもらって感謝の気持ちしかない。

先日、縁あって(やたらといろいろな所へ出て行って、いろいろな人たちと会話することで縁が生まれている)
ある福祉課題に取り組んでいる方のお話を聞かせていただく機会があった。
大切な大切な子どもたちの課題。
その中で印象に残ったことを紹介。

その方は、個人として取り組んでいる。
一方では、国や県・市の制度に乗って同じ課題に取り組んでいる人たちもいる。
人たちという事は団体(組織)
同じ事をやっても、どうやら今の日本は、団体(組織)には補助金や委託金という形で資金提供がなされるが、
個人には団体(組織)と同レベルでの補助は出ないらしい。
それは仕方のないことだと言ってしまえば、話はここでおしまい。

おしまいにしてはいけないと思った。
大事なことは、委託金や補助金で大切な活動をしている団体(組織)がある一方、
団体(組織)ではないけれど、まったく同じことをしている人たちがあれば、
そこに歴然とした差があってはいけないのでないかということ。

歴然とした差があるにも関わらず頑張っている人たちにこそ
「大変ですね。がんばってください」と声をかけなくてはと思った。
厳しいながらも、社会福祉法人は優遇されていると思う。
「社会福祉法人は、利益がでる事業しかやらない」なんて批判も、あながち的を射ている部分があるのかもしれない。

立派な個人やNPOやNGOなどに恥ずかしくないようにしなくてはと、その方との会話を通して痛感した。
なんていうと、さぞかしいろいろな構想がすでにあるのではと勘違いされてしまうが、
地域の課題を明らかにして、旗を高く高く掲げてみようと思う。







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