支援の不統一は避けたいです。

カテゴリー │施設長より

先日、あるラ-メン屋さんに行った時のことです。
昔ながらの中華そばがおいしいという評判のお店です。
厨房の様子に違和感を感じました。
働いているのは3人です。
注文を聞きに来た従業員の方が準備をしようとすると、
他の従業員さんが明らかに気に入らないという感じで
「それはいいから、こっちを先にやって」と指示していました。
せっかくのラ-メンも台無しです。
重ぐるしい雰囲気の中、そそくさと食べてそのお店を出ました。

チ-ムワ-クも商品の一部ではないでしょうか?
障がいのある人に対する支援の考え方もいろいろとあります。
そして、どの方法が正しいのかは当初は実はわからないものだと思います。
情報を整理しそこから導き出される支援方法を試みてその結果を評価する。
このことを繰り返してひとりひとりにあった支援方法が固まっていくものだと思います。
この過程の中で支援者間がバラバラで不統一であったらどうでしょう?
良い支援が出来るでしょうか?

高校卒業後、山の魅力にとりつかれ休日ごとに山にいっていました。
ある年の夏にパ-ティ-をくんで南アルプスの縦走山行をしました。
その時のことです。天候は悪化していました。
テントの中で明日の行程をどうしようかと話し合いをしました。
そこで、リ-ダ-とサブリ-ダ-とが意見が分かれ喧嘩になってしまいました。
自分は経験が浅くどうしていいかわからない中、不安だけが大きくなりました。
もちろん、この時の山行は楽しめませんでした。

障がいのある人を支援する場合、支援に不統一はあってはならないと思います。
その時の最大の被害者は障がいのある人です。
考え方に相違がある場合に徹底的に議論することは賛成です。
むしろ、おおいにするべきと思います。
ただ、自分の考え方にこだわりすぎることは避けたいですね。
どうすることが利用者さんにとって良いことなのか、このことを判断基準のポイントにおいて
考えいくことがよいのではないかと思います。














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