妄想の日々

なごみかぜ工房

2020年09月08日 15:23

ぽつんと一軒家
人生の楽園
テレビ番組の話。
時として、非常にうらやましい暮らしをしている人たちが紹介されている。

晴耕雨読、自給自足、など現在の自分とはかけ離れた世界。
いつも何かに追われるようにして暮らしている。
たまの休日には、あれもやろう、これもやろうと予め考えるが、
だいだいがこれということもなく、ぐだぐだした一日で日が暮れる。

なごみかぜ工房で畑を借りている。
今、栽培中なのは、
青大豆、黒豆、大豆、落花生、大福豆、大正金時などの豆類の他、
柑橘類やプラム・柿などの果樹を育成中。
こう書くと、いかにもやっていそうに思われるかもしれない。
誤解されないように。
いづれもほんのちょっびっと。かわいそうなくらいちょっびっと。

これまで頭の中に描いてきた畑の風景としては、
いろいろな果樹の間に様々な野菜が育ち、
まわりにはさまざまな花が咲き、
あろうことか、畑の一角には間伐材でこしらえた小屋まである。
そう、小屋はもちろん休憩用。
椅子とテ-ブルがあり、夕方になると焚火の火がチロチロとゆらいでいる。
なんと素敵な世界ではないか!
天国と間違えそう。

しかし、現実はかなり厳しい。
なんといっても、数本の果樹とほんのちょっびっとの豆類と
数本のひまわりが咲いているだけ。
休憩は柿の木の下でビ-ルのケ-スに腰かけて・・・。

しかし、妄想もここまでくるとなんと立派なことか。
なんとなく、ないものまでもが見えてくる。
妄想の日々。万歳!




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