商人に系図なし

なごみかぜ工房

2020年05月30日 15:06

物を商うことはとても難しいことです。
粗悪な物を扱えば当然売れません。
良い物を作ったにしても売り方が悪ければ売れません。
上手く商いができなければ、試行錯誤といえば聞こえは良いが
実態としては右往左往。
じっくりと腰を据えてかからねばとはいえ
とても「石の上にも三年」などという根性を
身に付けることもこれまた至難のこと。

「商人に系図なし」とは
(商人には家柄など関係なく、商売は手腕と努力次第で成功する)
という意味だそうです。
もとより、ごく普通の家柄育ちとしては、
俄然(そうだ、そうだ)と鼻息が荒くなるところですが、
どうも手腕があると自分だけが思い込んでいるだけであり、
自分は努力しているという自己満足に浸っているだけなのかと、
思わないわけでもありません。

なにをいいたいのかというと、
でもやっぱり、系図だけでトップの役を担うと大変だろうなと
いらぬ心配をしてしまいます。
系図+手腕と努力が伴っていれば何の心配もないところですが、
やっぱり系図だけではなあと最近つくづく思います。





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