テレビが壊れた!
利用者さんが、「テレビのリモコンが壊れた」といってきた。
リモコン位ならと思っていたが、どうもテレビそのものが壊れたよう。
じゃあ、テレビを修理に出そうかとなったら、
「ラジオがあるので、テレビはいらない」と本人がいう。
(いや、いや、テレビは欲しいでしょう)と最初は思ったが、
ふと、気付いた。
(新しいテレビが欲しいの?)
今のテレビは購入してから8年目らしい。
(そろそろ、新しいものが欲しくなるよな)と思った。
修理して大事に使うことはもちろん大切なこと。
けれど、それはきわめて冷静・論理的・合理的・経済的な発想ではないか?と思った。
このことが出来る人は実は少ないのではないか?
正しいことだからできるというものではない。
私たちは「自分のことはさておいて」、
正しい道に導こうという事が先行しがちではないだろうか?
本人の気持ちをどれだけくみ取って支援しているだろうか?
新しいテレビが欲しいという本人の気持ちをまづ大切にすることから、
支援を組み立てていかなければと、自戒の思いを強くした。
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