繰り返される虐待 なぜ?
また、障がい者虐待のニュ-スが報道されました。
それも、あろうことか支援すべき福祉施設の人間が起こしたものです。
大変残念です。
障がい者虐待防止や権利擁護の研修をいくら積み重ねても、無くなりません。
どうしてでしょうか?
マザ-テレサのこんな言葉があります。
「貧困の問題を知的に知ろうというのでは、それは理解することにはなりません」
「そこに(貧困の現場ということか)飛び込んで、そこに住んで、そこで分かち合わなくてはならないのです」
求人に対する採用面接で、応募者の方からよくある質問です。
「何か資格があったほうがいいですかね?」
それに対する回答で必ず申し上げることは、
「資格よりも、人間性(人柄)が優先されると思います。
障がいのある人と共に活動(生きていく)することが好きであったり、
障がいのある人の横にそっと寄り添えるような人間性こそ大切だと思います。
資格が仕事をするわけでは決してありません。
資格があっても適性の無い人はたくさんいます(このことはどの世界でも共通ではないでしょうか?)
資格はのちのち勉強されて必要に応じて取得していけばよいのではないですか」
障がい者支援を職業とする人たちにぜひお願いします。
職業=生業(なりわい)です。
すなわち、生きていくための「業」行いです。
それは、全身全霊をかたむけた真剣な瞬間であるはずです。
そして、自分のこの支援は正しいのかなと疑問に思ったら周りに相談してください。
また、周りの支援に対して疑問を感じたら声をあげてください。
明らかに虐待ではないかという場面があったら沈黙しないでください。
沈黙は同罪です。
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